ペット屋さんに行くと、ファンシーラットというしっぽの長いネズミと見かける。
私も飼ってみたいが、成長すると体が800gぐらいにまで大きくなり、また長~いしっぽが個人的にNGだ。
しかし、このファンシーラット
犬や猫並みに頭が良く、人にもよく懐く。
ラットの背中や腹をくすぐると、喜んで鳴き声を上げたり、その手を追いかけるそうだ。
ラットがくすぐられて「キャッキャッ」と笑っています。ラットの背中や腹部をヒトの手でくすぐると、
50 kHz 程度の超音波発声を行うと同時に、その手
に対して追いかけ行動を生起させるが、これらの
行動にはラットの喜びや遊びの意味があるので
はないかと考えられている (e.g., Ishiyama &
Brecht, 2016)。
こんな風に人間とコミュニケーションが取れるなんて、なんて素敵なペットだろう。
ラットに出来るなら、同じげっ歯類であるハムスターもできるんじゃないか?
と思うのがハムスター飼いの願いだ。
という訳で実際にやってみた。
キンクマハムスターの場合
以前に飼っていたキンクマ(メス)の場合、指で背中を「こちょこちょ」としてもまったく気持ちよさそうな素振りは見せずに、すぐに体をずらして嫌がった。
私の手に乗っておやつを食べるくらい慣れていたのだが、体に触られるのは好きではなかったようだ。
「気安くタッチしないでちょうだい!」
みたいな感じだったのかもしれない?
ロボロフスキーハムスターの場合
今は2匹のロボハムを飼っているが、2匹とも反応が違う。
小さいほうのロボハム「チビ」の場合は、名前の通り体も小さく、臆病な性格だ。
最近は手の上でおやつを食べるくらいに慣れてきたが、食べている最中にそっと背中をさすってみると「わ、びっくりした!」とばかりに手から飛び降りる。
ラットやキンクマハムスターと比べても圧倒的に小さい体なので、人の指で触られても結構な力で恐怖心が湧いているのかもしれない。
もう一匹のロボハム「まる」の場合はちょっと違う。
こいつは体も大きく、おやつがもらえるなら飼い主の手の上にもズンズンと上ってくるチャレンジャーだ。
そんな「まる」がおやつを食べている最中にそっと頭をなでてみた。
するとおやつに夢中で、なでても全然嫌がる素振りをしない。
撫でられて気持ち良いのか、それとも単におやつに夢中なのか?
まあ、たぶん後者だろう。
実際におやつを食べ終わると、プイっとどこかへ行ってしまった。
マウスは笑い声を上げるのか?
ちなみにラットではなく、ハムスターに近い大きさのマウスはどうなのか?
マウスは、ミッキーマウスのモデルにもなったハツカネズミだ。
マウスに対して同じ行った実験結果も報告されている。
この実験では、人の手で直接くすぐるのではなく絵筆を使ってこそばしたそうだ。(マウスはラットより体が小さいため)
この実験で分かったことは
・若いマウス(生後5~6週)の場合、筆追い行動が見られる。
ということ。
つまり子どものマウスだとこそばすと面白がって筆を追いかけて遊ぶが、大人のマウスは遊ばない。
ヒトと同じ。
人も子どもの頃は、ふざけてこそばしあいっこをして遊んだが、高校生にもなると、まったくしなくなった。
うちのロボロフスキーたちも生後10週を迎え、人間でいうと高校生くらいになった。
こちょこちょしても、喜ぶより
「うっぜ~な、あっち行けよ!」
と思っているのかも知れない。
でも、もうしばらく筆でこちょこちょしてみるか?
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